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2022.06.23
ナチョ フェルナンデス監督就任記者会見

6月22日(水)、ナチョ フェルナンデス監督の就任記者会見を実施いたしましたのでお知らせします。

琉球フットボールクラブ株式会社
■倉林啓士郎 代表取締役社長

「本日はお忙しい中お集まり頂きありがとうございます。FC琉球はご存知の通り早くも4年目のJ2リーグを戦っております。シーズン半分を終えて22位、最下位という苦境に立たされております。ファン、サポーターの皆様にはご心配をお掛けしてしまっておりますが、私たちは決して諦めておりませんし、もっと上に行けると信じております。本日はすでにリリースでご存知の通り、シーズン開幕より指揮を執っていただいた喜名哲裕監督に代わり、新たにスペインよりナチョ フェルナンデス監督をお迎えすることになりましたのでお知らせします。この場にはいらっしゃいませんが喜名哲裕監督にはFC琉球のアカデミーの監督からはじまり、永年にわたりFC琉球の発展に寄与していただいたと思っております。喜名監督がいなければ今の充実したアカデミー育成体制もありませんでしたし、トップチームのJ2の昇格もコロナ禍における厳しいリーグ戦の中でも3年間のJ2定着も成し得ませんでした。この場を借りて改めて感謝を申し上げたいと思います。

そしてナチョ監督ですが5月までスペインの名門バレンシアでヘッドコーチ、それからアトレチコマドリードBで監督をされるなど素晴らしい指導経験をお持ちの方です。昨年の監督選考時よりリストアップしコンタクトしておりましたが、この難しい状況、タイミングで沖縄にきてくださる決断をしてくれたことに感謝いたします。来日、Jリーグでの指導は初めての経験ではありますがこの困難な状況に必ずポシティブな変化をもたらしてくれる方だと思っております。クラブとしても新監督をサポートし、チーム一体となって後半の巻き返しを図りたいと思いますのでご声援のほどお願い申し上げます。」

 

琉球フットボールクラブ株式会社
■廣﨑圭 代表取締役副社長兼スポーツダイレクター

「シーズン前にこの場で今シーズンの目標と喜名哲裕監督をシーズンスタートから迎えてしっかり戦っていくと話をさせていただきましたが、前半を終える1節前に監督交代という決断を行い、ナチョ フェルナンデス監督、ナチョと呼んでくれと言っておりますのでナチョと呼ばせていただきますが、スペインから来ていただき新監督として就任していただきました。月曜日の夜に沖縄に到着し、昨日のチームがオフの日にスタッフでミーティングを行い本日のトレーニングから指揮を執っていただいております。倉林からもあった通り、昨シーズンの終盤に、新シーズンを迎えるにあたり新監督の選考のリストアップされていた方であり、その時にも話をしておりましてFC琉球は攻撃的に、相手ゴールを目指してサッカーをするクラブでそのようなクラブで仕事ができるか、我々のようなクラブにどのような影響をもたらしてくれるかという話をしておりましたが、その段階では喜名哲裕監督でいこうという決断になりました。今回の交代という決断で我々のことをすでに知ってくださっていて、同じ方向を向いてできる方、欧州のシーズンが終わったタイミングでしたので来てくださるという決断をしてくださいました。

チームとして前半戦の戦い、後半戦の1戦目も同じような結果となってしまいましたが、ゴールを目指しつつ相手にゴールを許さない、というサッカーを目指していましたが、ほとんどの試合であと1点が足りない、守るゴールとして1点が守りきれない、そういう状況が続いていました。より1点を奪う、より失点を少なくするという事をナチョ監督にはお願いしておりますが、映像など通し、試合は悪くはない、いい試合は多いがいくつか改善しなければいけない、そのような評価をナチョ監督からもされておりまして同じ方向を向いてできると思っております。本日のトレーニング、ミーティングで選手とも、スタッフとも方向性をずらさず受け止めてくださり、それを改めて選手に強く伝えてくれ、もう一度残り20試合、選手・スタッフが進んでくれると信じてこの会見に挑んでいます。必ず今より上の順位、残留は最低限の目標にはなりますがそれよりもいくつもの上の順位で終わる事を考えています。監督だけでは全ては変わりませんので選手の日頃の取り組み、選手の編成の部分を進めていき、来季もJ2で戦うということを成し遂げられるようにしたいと思っています。」

 

■ナチョ フェルナンデス監督

「本日はこのような会見を開いてくださり、またお集まり頂きありがとうございます。難しい状況の中、自分をFC琉球という偉大なクラブに招聘してくださり、このような機会を与えてくださり感謝申し上げます。難しいシチュエーションにはありますが、まずはこのクラブが居るべき場所に戻せるようにしっかりと戦っていきたいと思います。自分はアジア、日本で指揮を執ることを目標としていました。そんな中私にこのような機会を与えていただいたことに感謝しています。」

 

—初練習を行ってチームの印象は

「最初の練習でしたが選手の気迫、雰囲気は好意的に感じ、高い意識で臨んでくれていることが嬉しかったです。まだ初日ですので多くの情報が取れているわけではありませんが、スタッフとの連携含めてよくなっていくはずですので明日の練習も楽しみにしています。勝ちに飢えて戦っている所にあるのでその意思、気迫を継続すれば勝利にたどり着けるかと思います。」

—-ナチョ監督が感じる今の琉球に足りないところは

「琉球だけではなくJ1、J2を含め試合は見ていました。最近の琉球の試合で何試合か続いている最後の試合の終わらせ方、時間の使い方を改善する必要があると思います。92分、93分でのゴールが物語っていると思います。直近の試合ではどちらのチームが勝利に値するかという内容の部分では琉球がそれに値すると思っていますが、こういった少しの部分の気の緩みが勝ちを逃していると思います。選手たちの練習の気迫などみていると勝利はすぐ近くにあると思っています。」

 

 

—-ナチョ監督がサッカーをやる中で大切にしていることは

「サッカーは全て大切な事だと思っています。どんな小さな事でも試合を左右してしまうスポーツだと思います。100%に満たないと結果に反映され問題となってしまうと思います。今存在するエラーをチーム全体で改善しながら勝点を積み重ね、今居る順位から上げることを考えながらやっていきたいと思います。」

 

—-ファン・サポーターの皆さんへ

「自分に対しても、チームのスタッフ、選手のことを信頼して欲しいと思います。ハードワークを行い戦い、勝点を積み重ね、我々が本来居るべき場所へ行きたいと思います。」

 

 

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