FC琉球OKINAWAを運営する琉球フットボールクラブ株式会社は、本日定時株主総会を開催し、第11期(2023年度：2023年2月1日から2024年1月31日まで)の事業報告及び決算報告が承認されましたので、お知らせいたします。

2023シーズン、FC琉球はJ3リーグにて最終成績：勝点43 （12勝7分19敗）の17位となり、目標としていた1年でのJ2リーグ復帰は果たせませんでしたが、その中で強化面やマーケティング面では多くの新しいトライを実施し2024シーズンに繋がる1年となりました。皆様には変わらない多大なるサポートを頂戴したこと改めて御礼申し上げます。

クラブ経営においては、J3降格初年度という事で収入が落ち込むことが予見されましたが、早期のJ2リーグ復帰を目指し赤字予算でのチーム強化を実施いたしました。最終的な結果としては、スポンサー収入、入場料収入共に予算及び前年売上を下回り、　経常利益で▲386百万円での決算となりました。

J3降格にも関わらず1試合平均来場者数は対前年127％の2,534名となり、ファンの裾野が拡大したことにより2024シーズン以降の売上増へつながる結果となりました。また今期も社会貢献活動を積極的に実施し、小学校訪問、地域清掃活動など沖縄全域で500回以上の活動に取り組みました。12月には社会貢献活動に取り組む個人や団体を表彰する県の「第3回ちゅらうちなー草の根平和貢献賞」を受賞いたしました。

今後ともFC琉球へのご支援、ご協力ならびにご声援をよろしくお願いいたします。

事業報告

当事業年度決算について、総売上は512百万円、経常利益は▲386百万円の赤字となり、FCRコインの販売による売上を計上した前期比では大幅減となりました。

スポンサー収入においては、前期比▲50百万円となりました。入場料収入は1試合平均入場者数2,534 名（対前年127%）の実績となり、入場者数が増えたこともあり物販収入は対前年132％の49百万円となりました。

※10万円未満四捨五入

資金調達・財務の状況

当事業年度におきましては、前期の大幅黒字を活かすかたちで赤字予算とし、赤字幅の拡大もありましたが、期末において294百万円の資産超過、流動資産431百万円（うち、現金及び預金205百万円）と安定した財務状況になっております。

2024年3月には、さらなる経営基盤強化のため、株式会社カヤックによる総額180百万円の第三者割当増資を受け入れ、経営体制の強化を行っており、さらに盤石の財務基盤を確保しております。

2024年度の取り組み

2024年2月に株式会社カヤックと締結した、面白パートナーシップ（資本業務提携）のもと、ファン・サポーター、パートナー・行政関係者の皆様、選手などあらゆる人と共創しながらFC琉球のスポーツエンターテイメント性を高め、FC琉球のブランド力向上とまずは2024シーズンでのJ2復帰、そしてその先の沖縄初のJ1昇格を目指します。

より「うむさん(面白く強い)」で魅力的なクラブ運営を進めて、ファンの皆様に応援していただき、地域を活性化していけるクラブへ進化できるよう邁進してまいります。

引き続きFC琉球をよろしくお願いいたします。