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2024.06.28
Jリーグ規格スタジアム整備に係る沖縄県・FC琉球共同記者会見

6月28日(金)、沖縄県庁において、Jリーグ規格スタジアム整備および2025シーズンクラブライセンス申請等に係る記者会見を行いました。

■玉城デニー 沖縄県知事

沖縄県では、新・21世紀ビジョン基本計画において、「スポーツアイランド沖縄」の形成に向けて、Jリーグ規格スタジアムをスポーツコンベンションの核に位置付け、整備を推進してきました。

 

具体的には、平成29年の奥武山公園内にフットボール専用スタジアムを整備する「Jリーグ規格スタジアム整備基本計画」策定以降、整備費の縮減、財源の確保、法手続きへの対応、既存イベントとの調整・検討を行ってまいりました。

また、令和6年1月の、Jリーグによる観客席1万5千人以上から、5千人以上とするスタジアム基準の変更を受けて、現行計画の2万人規模での整備を、当初1万人前後の規模で整備した後、2万人規模に段階的に整備することについて検討を行っております。

 

現行の基本計画につきましては、策定から6年が経過しているため、コロナ禍を経た社会・経済情勢の変化への対応、財源確保や段階整備等を計画に反映する必要があることから、令和6年度6月議会に基本計画改定に係る補正予算案を提案しております。

フットボールスタジアムの整備スケジュールにつきましては、令和6年度に基本計画を改定した後、7年度以降に法令手続きと並行して、整備事業者の選定、設計・建設工事を行い、遅くても令和13年度に供用開始ができるよう取り組んでまいります。

整備にあたっては、企業版ふるさと納税やガバメントクラウドファンディング等の様々な財源の活用、民間のノウハウを活用するPFI手法の活用、設計・建設と運営・維持管理の一括実施等も前提に検討してまいります。

 

FC琉球は、県内サッカークラブのトップチームであり、チーム力の強化及び集客力の向上は、スポーツ関連産業の振興、県民のスポーツ参画の促進及びスポーツコンベンションを推し進め、「スポーツアイランド沖縄」の形成に大きく寄与するものと考えております。

沖縄県では、今後とも、FC琉球、Jリーグ、整備地となる那覇市等と連携し、プロスポーツを通して子供たちに夢を与える機会の創出と、沖縄県経済の活性化に貢献するスタジアムの早期整備に、全力で取り組んでまいります。

 

■FC琉球OKINAWA 代表取締役社長 柳澤 大輔

本日は、玉城デニー知事とともに、「Jリーグ規格スタジアム整備の取り組み」について、ご説明をさせていただく機会を設けていただきありがとうございます。

また、この場を借りて、現在のホームスタジアムがあり、日頃よりホームタウンとしても大変お世話になっている沖縄市の皆様にも改めて感謝申し上げます。

 

FC琉球は、県内唯一のJリーグ加盟プロサッカークラブとして、沖縄県民と世界の人々がスポーツでつながる「みんなの美ら島スタジアム」というコンセプトのもと、J1規格のサッカー専用スタジアムの整備を求めてまいりました。

この度、改めて沖縄県より、当初整備規模を1万人前後収容とし、将来2万人収容とする段階的整備でのスタジアム計画と、竣工時期を含めた整備スケジュールを示していただけたことに感謝申し上げます。

財源については、沖縄県側で行っていただく資金調達のほか、仮に民間資金の活用の可能性が示される場合には、クラブとしても責任をもって取り組んでまいりたいと考えております。

 

プロスポーツクラブの大きな役割として、地域に愛され、新たな交流人口を生み出し、沖縄県の未来に夢を生み出すためにも、新スタジアム建設は必要不可欠であると認識しております。

現在、事業スキームおよび発注方式は、沖縄県の方で検討・協議を進めていただいている状況ではございますが、クラブとしてはもし可能であれば、計画段階からともに検討に入らせていただき、世界最先端のテクノロジーと沖縄の気候を活かしたサステナブルなサッカー専用スタジアムをつくることで、ここ沖縄をさらに世界に誇れる街にできたらと考えております。

サッカーはもちろんのこと、観光振興とビジネス的にも集積性の高い拠点とすることで、年間を通じて賑わいを創出し、街と人との繋がりを実感できるスタジアムにできたらと考えております。

 

2025シーズンのクラブライセンス申請については、6月末の申請期限内に、J1クラブライセンスを申請予定です。

本日公表された「Jリーグ規格スタジアム整備の取り組み」も踏まえて、独立した第三者機関であるクラブライセンス交付第一審機関(FIB)による審査を行っていただき、9月末までにはライセンス交付判定が出される見通しです。

今週末でリーグは前半戦の折り返しを迎えますが、トップチームはJ2昇格を十分に狙える位置につけており、ライセンスの取得を前提に、必ずや今シーズンでのJ2昇格を成し遂げたいと考えております。

一日でも早い新スタジアム整備が、「世界にはばたき躍動するスポーツアイランド沖縄」の形成に寄与し、沖縄県民の皆様の豊かな生活に繋がると確信しております。県民の皆様におかれましては、ぜひスタジアムに足をお運びいただき、FC琉球を応援いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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