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2023.04.28
2022年度事業報告について

FC琉球を運営する琉球フットボールクラブ株式会社は、本日定時株主総会を開催し、第10期(2022年度:2022年2月1日から2023年1月31日まで)の事業報告及び決算報告が承認されましたので、お知らせいたします。

 

2022シーズン、FC琉球はJ2リーグにて最終成績:勝点37(8勝13分21敗)の21位となり、残念ながらJ3リーグへの降格となりました。苦しいシーズンとなりましたが、株主の皆様には変わらない多大なるサポートを頂戴したこと改めて御礼申し上げます。

 

J2リーグ4年目となる2022シーズンにおいては沖縄初のJリーグ監督である喜名哲裕監督のもとチーム活動をスタート致しましたが、第6波、第7波と全国的な新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、主力選手の感染・離脱等なかなかベストメンバーで戦うことができず、サポーターの皆様の足もスタジアムから遠のいてしまいました。

勝点を中々得られず、順位もJ3降格圏に沈み困難な状況の中、シーズン半分を終えたタイミングで開幕より指揮を執って頂いた喜名監督に代わり、新たにスペインよりナチョ・フェルナンデス監督を招へい。スペインでの豊富な経験に基づいた情熱的な指導により確実にチーム力は向上しておりましたが、最終的には残留県内へ僅かに勝点が届かずJ3リーグへと降格することとなりました。

 

一方、クラブの経営においては、コロナ禍が継続、財務面で追加支援する”責任企業”を持たない地域型クラブであるFC琉球にとって営業面で大きな逆風が続いておりましたが、トップパートナーでもあるG MOコイン様の全面的なご協力のもと5月に国内2例目・プロスポーツクラブでは初めてとなるIEO(Initial Exchange Offering)を実施することができ、約10億円の独自暗号資産であるFC Rコインを販売・資金調達に成功し、クラブ史上過去最高売上と大幅な黒字化を達成致しました。

併せて沖縄県内で同じくコロナ禍の影響を受けていた県産品(農水産品)の流通促進や子供たちの食糧支援を目的に県産品&子ども応援プロジェクトを遂行し、クラブ初のJリーグアウォーズを受賞するなど地域・社会連携のプロジェクトにも取り組みました。

7月には八重瀬町の協力のもと、拠点練習場&クラブハウスが完成し、選手の練習環境の大幅な改善をすることができ、成長の礎となったシーズンだと考えております。

 

今後ともFC琉球へのご支援、ご協力ならびにご声援をよろしくお願いいたします。

 

事業報告

総売上高に関しては、過去最高売上となる15億99百万円と前年対比で958百万円増加となりました。部門別それぞれの内訳を見てみると、スポンサー収入221百万円、入場料収入40百万円、物販収入40百万円、その他収入1,023百万円でございました。IEOによる大幅なその他収入増収の一方で、継続したコロナ過の逆風による沖縄経済の不振のためスポンサー収入が減収。加えて入場料収入並びに入場者数が大いに売上を左右する物販収入においては、新規来場者促進策などが功を奏し前年と比べシーズン合計で約1万人多い観客の皆様にスタジアムに足を運んでいただきましたが、コロナ情勢の平常化を見越していた予算に対しては大幅に下回る結果となりました。

経常利益に関しては5億86百万円となり、黒字化を達成することができました。

※10万円未満四捨五入

 

資金調達・財務の状況

当事業年度におきましては、IEO実施による増収、大幅黒字化を達成し、期末において680百万円の資産超過、流動資産864百万円(うち、現金及び預金685百万円)と安定した財務状況を保っております。

 

翌事業年度(2023年度)見通し

新型コロナウイルスの影響が残り、引き続き集客面では苦戦を強いられる状況でございます。

そうした中でも、シーズンパス、グッズ等の売上は好調、FCRコインを活用したFC RYUKYU SOCIOについても投げ銭や投票企画の充実、機能のアップデートを行っておりファンコミュニティのすそ野の広がりを感じております。

2023年度は、J3優勝、J2昇格を目標としたチーム強化、投資を積極的に行いながら、ホームゲームイベントの充実・エンターテイメント化を図り、ファン・サポーターの皆様に再びスタジアムへ足を運んでいただくことを目指します。。

またチーム設立から20周年の節目を迎える年でもあり、The Breakthrough Company GO社とオフィシャルブランディングパートナー契約を締結いたしました。より一層ファンの皆様に応援していただき、地域を活性化していけるクラブへ進化できるよう、ブランディング強化を進めてまいります。

 

 

役員人事

・取締役

代表取締役会長兼社長 倉林 啓士郎(株式会社イミオ 代表取締役社長)

代表取締役副社長 廣﨑 圭

取締役(社外) 兼スタジアムアドバイザー 廣井 康士郎(Widewell合同会社 チーフエグゼクティブ

取締役(社外) 仲本 豊 (株式会社仲本工業 代表取締役社長)

取締役(社外) 藤崎 弘章(株式会社日本エスコン 理事)

取締役(社外) 今井 英次郎(株式会社東芝 社外取締役)

取締役(社外) 玉城 久子(株式会社プロトソリューション メディア事業推進室 広報担当・課長)

監査役(社外) 赤嶺 太介 ※新任

 

(参考)

▽新任役員プロフィール

・監査役(社外)

赤嶺 太介(1976年生まれ)

2000年 街クリーン株式会社 代表取締役就任

 

 

・執行役員

常務執行役員事業本部長 荻原 直樹

執行役員マーケティング部長 川崎 龍吾 ※新任

執行役員業務管理部長 植村 侑太

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