このたび、FC琉球は10月18日付で樋口靖洋監督との契約を解除することを決定いたしましたのでお知らせします。
目標のJ 1昇格が厳しくなった今、直近の7試合の戦績(1分6敗)を踏まえ、今季の更なる上位進出を目指すと同時に、来シーズンに向けての準備としてチームの立て直しを図るため、第34節の愛媛戦をもって樋口靖洋監督との契約を解除いたしました。
■樋口靖洋監督(HIGUCHI Yasuhiro)
▪️生年月日 :1961年5月5日(60歳)
▪️出身地 :三重県
▪️選手経歴 :四日市中央工業高校→日産自動車サッカー部
▪️指導経歴:
1985-1998 日産および横浜F・マリノス各世代アカデミーで指導
1999-2005 J1 横浜F・マリノス コーチ
2000 ナビスコカップ優勝
2003、2004 Jリーグ年間優勝
2006-2007 J2 モンテディオ山形 監督
2008- J1 大宮アルディージャ 監督
2009- J2 横浜FC 監督
2010-2011 J1 横浜F・マリノス コーチ
2012-2014 J1 横浜F・マリノス 監督
2012 リーグ戦4位 天皇杯3位
2013 リーグ戦2位 天皇杯優勝 ナビスコ3位
2014 リーグ戦7位 ACL出場
2015- J1 ヴァンフォーレ甲府 監督(5/10まで)
2016-2018 J3 Y.S.C.C.横浜 監督
2019- J2 FC琉球 監督
・資格:日本サッカー協会S級コーチ
■樋口靖洋監督 挨拶
残り8試合を残してチームを離れる事になり、チーム関係者、選手・スタッフは勿論、 これまで応援して頂いたファン・サホーターの皆様に大変申し訳なく思います。
最後までやり切れなかった事は、本当に残念であり悔しい気持ちが強く残っていますが、 J1昇格の可能性がほぼ無くなった事と、直近の戦績の結果責任は監督にあり、このクラブの判断は受け入れなければいけないものだと思っています。
FC琉球では3シーズンに渡り指揮を執らせて頂きました。
ホップ・ステップ・ジャンプとチーム力を上げ、3年後には J1にチャレンジするという目標をクラブと共有し、チーム作りを行ってきました 今シーズン、9月以降難しい試合が続き失速してしまいましたが、シーズンの2/3を昇格の可能性を持って戦うことが出来ました。これは選手の成長と頑張り以外の何ものでもありません。
共に戦った選手・スタッフを誇りに思います。
昇格という目標は叶いませんでしたが、「沖縄の青い空と海に似合う攻撃的なサッカー」を貫き、そのスタイルを積み上げ、クラブの礎となるものは築けたのではないかと思います。
コロナ禍の難しい状況にも関わらず、練習グラウンドを御提供頂いた自治体の皆様、いつも素晴らしいグラウンドを用意して頂いた、芝生管理の皆様、経済状況の厳しい中でもご支援を頂いたスポンサーの皆様、そしてスタジアムに足が運べない中でも応援を続けて頂いたファン・サポーターの皆様、本当にありがとうございました。
今後のクラブの発展とFC琉球に関わる全ての皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。
これからは、FC琉球のファンとして大好きな沖縄を訪れたいと思います。
樋口 靖洋
■琉球フットボールクラブ株式会社
倉林啓士郎 代表取締役会長コメント
「樋口監督には、FC琉球がJ3リーグからJ2リーグへ戦いの舞台を移した2019シーズンから、クラブとして新しくレベルを試された難しく不安もある時期を3シーズン共に過ごして頂きました。
いつもチームやクラブに対して献身的で、目の前の勝利のためにプロフェッショナルとして挑戦を続ける樋口監督のもと、チームは「沖縄の青い空と海に似合う攻撃的なサッカー」 スタイルを築き上げ、3シーズンを戦い抜いてきました。
特に今シーズンはコロナウィルスの影響を受けながらも、開幕から素晴らしいパフォーマンスを発揮して、J1昇格の可能性を感じさせ、ファン・サポーター・関係者に感動と喜びを与え続けてくれました。
シーズン最後まで一緒に仕事をすることを楽しみにしていましたが、この数ヶ月は私達が思い描いていたような結果にはならなかったことを、とても残念に悔しく思っています。
樋口監督のこれまでの多大なる貢献にクラブを代表して感謝を申し上げたいと思います。
本当に有難うございました。」