FC琉球OKINAWAを運営する琉球フットボールクラブ株式会社ではこのたび、倉林啓士郎が2024年12月31日をもちまして代表取締役会長を退任することが決まりましたので、お知らせいたします。なお、2025年1月1日より取締役に就任予定です。
■ 倉林 啓士郎 代表取締役会長 コメント
「今シーズンをもちまして、2017年から8年間務めたFC琉球の代表取締役を退任し、柳澤大輔社長へバトンタッチをさせていただきます。決して順風満帆な8年間ではありませんでしたが、J3で2年、J2で4年、そしてまたJ3で2年。8年間のクラブ経営を通じて、多くの選手たち、監督、スタッフ、スポンサーや株主の皆さま、そして素晴らしい対戦相手のクラブ、リーグ関係者の皆さまが、潰れそうだった小さなクラブに協力してくださり、ここまで来ることができました。
この8年間、皆様の多くの時間、資金、情熱を存分にクラブに投資してきましたが、一番大きな目標である沖縄からのJ1昇格とスタジアム建設は、私の在任中には実現できませんでした。
しかし未来を見ると、沖縄サッカー界の未来でもあるアカデミーの選手たちが九州プリンスリーグの舞台で大きく奮闘しています。女子チーム『FC琉球さくら』も始動初年度から九州女子リーグで活躍してくれました。間違いなく、FC琉球というクラブが沖縄サッカー界の可能性を広げ、さらに前に向かって進み始めていると感じています。
そんな沖縄のサッカークラブを潰さずに育て、上場企業でもあるカヤックという素晴らしい会社に出会い、FC琉球のトップスポンサー、筆頭株主として引き継ぎができたことに安堵しています。柳澤社長率いる新体制がこれまで以上にFC琉球を発展させてくれることは間違いなく、これからは一株主、一サポーターとして、とても楽しみにしております。
沖縄のサッカークラブ経営は想像以上に大変でした。きっと新社長も大変なご苦労をされることと思います。どうかサポーターの皆さまも、厳しさの中にも優しさを持って、引き続きクラブのJ2復帰に向けた後押しをお願いいたします。
本当に8年間、ありがとうございました。
サッカーを愛するファミリーとして、これからもFC琉球と沖縄サッカー界の発展を心より願っています。
FC琉球に幸あれ!」