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Last Update:2015/08/11

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2015年8月11日

クラブ

【お知らせ】山川 新代表取締役社長 就任記者会見

このたび、FC琉球を運営する琉球フットボールクラブ株式会社の新たな代表取締役社長に山川一郎が就任し、本日(8月11日)、就任記者会見を開催しましたのでお知らせいたします。会見では、新旧の代表による挨拶と、報道記者との質疑がありましたので、下記の通りお知らせします。

【記者会見内容】※口語のため、一部修正しております。

◆下地 良(前 代表取締役社長)
 シーズン途中ですが、代表取締役社長を山川一郎氏に交代することになりました。昨日の株主総会で選任され、代表権の交代となりました。
 シーズン途中ということで不安やご心配をおかけしている面もあると思いますが、まず、なぜこの時期の交代かという経緯についてご説明します。
 先般の報道にもありましたが、クラブの決算が2期連続の赤字であり、また、クラブライセンス制度の3期連続赤字の規定などを踏まえ、経営状態がなかなかうまくいっていない状況の中で、ここで大きく変えていかなければならないということで関係各所と相談し、今回の人事に至ったわけです。
 現運営法人を立ち上げたのは2年前になります。これまで経営が芳しくない状態というのは、行政との連携や、クラブを支えていただく県サッカー協会などの皆様、県民の皆様との連携がまだまだ足りず、地域密着が足りないのではないかということが今回の(人事の背景の)大きな要因と考えています。
 各役員や県関係者も含めていろいろな方々と相談をし、それらの関係の中から山川氏の紹介を受け、行政経験が非常に長く、県経済界との人脈も持っていらっしゃる方なので、この方であれば新たな形でFC琉球を強固な組織にしていけるのではないかと考え、代表の交代に至りました。
 FC琉球は県民のクラブですし、今シーズンはスタジアムも改修されたこともあり、県民の期待というのは大きいと感じています。その期待に応えるためには、クラブ経営がより強固になっていかねばならないと考えています。今以上に県民のクラブになるためにも、トップを替えて進んでいこうという人事です。
 シーズン途中でなかなかないタイミングではありますが、クラブとしてJ2、J1を目指していくため組織をより強固にしていくための交代だとご認識いただければと思います。私としては、当面は新体制をサポートして参りたいと思います。

◆山川 一郎(新 代表取締役社長)
 昨日付で選任されました山川でございます。復帰前の琉球政府企画局に入庁して以来36年、県庁におり、その後は那覇市の助役として行政を長く経験してまいりました。沖縄振興策に関わったり、地域・離島振興局長などもしまして、市町村長の皆さんとの面識等もあることから、わたくしが指名されたのだと思っております。
 さて、FC琉球は、わたくしにとってはこれまでの行政とは全く違う分野であり、頑張っていかねばならないと思っております。FC琉球は財政的にも厳しいですが、県民の皆様にいろいろとお願いして「県民のFC琉球だ」「ともに育てていくんだ」ということを訴えて頑張っていく考えです。さっそくわたくしの名刺にも「ユタシク ウニゲーサビラ(よろしくお願いいたします)」、「イッペー チバインドー(懸命に頑張っていくぞ)」という気持ちを刷って、FC琉球を紹介しております。
 では何をするかということになりますが、まずは沖縄のこども達がどんどんとサッカーを好きになって、沖縄がサッカーアイランド、スポーツアイランドになり、将来はJ1にも行ける選手が育つような環境を整えていきたいと思います。そのためにも収益を上げなければならないし、試合会場にも多くの県民に来場してもらうよう一生懸命頑張ってまいります。

◆記者との質疑応答◆
Q:2014シーズンの決算状況を教えてほしい。また、このタイミングでの交代には驚きもあると思われるが?
A:(下地)昨年は約3,600万円の赤字になっています。観客動員数もなかなか芳しくない状況が続いていて、いまの見通しでは3期連続赤字になる可能性が高い。その中で、今までと同じ方法ではなく、より地域に支援して頂ける体制になるためにも、いま手を打たないと手遅れになるということでこのタイミングになりました。

Q:厳しい質問かもしれないが、FC琉球自体はもう10数年もあるチームで、観客動員や地元企業支援の強化とかは長らく言われてきた。山川氏からみて、何を変えなければいけないと思うか?何から手を打っていくか?
A:(山川)やはり県民のFC琉球ということを念頭に置き、「ユタシク ウニゲーサビラ(よろしくお願いいたします)」という姿勢で、相当な数の企業を回らねばいけないと思っています。また、まだFC琉球が理解されていないとも思っています。単なるスポーツのクラブではなくて「県民のFC琉球」として支えていただくために、本社は沖縄市にありますが、その他の地域でも活動を広げ、営業収益を上げないといけないと思っています。また、FC琉球により親しみを持ってもらうために、様々なまつり会場などでのグッズ販売や、こども達向けのスクールを頻繁に開催するなどすれば、FC琉球への理解が一層深まっていくのではないか。その流れの中で収益増も期待できると考えています。

Q:今シーズン中に観客動員を何人にしたいなどの具体的な数字があれば。
A:(山川)いま、何人まで集めるという数字は正直申してありません。ただ、先日の1万人祭りでも1万人に近い観客を集めました。やればできるわけで、それなりの体制を敷いて、それなりの方法でやれば簡単ではないが1万人は集まるわけですから、相当数の観客動員は可能だと考えています。

Q:今後の下地氏はどうかかわっていくのか?
A:(下地)当面は取締役として残り、全力で山川新社長を支えていく予定です。

Q:チームがまず強くなるのが必要だと思うが。
A:各選手の技量というのはまだ私は個別には分かりませんが、来シーズンに向けてどう対応を練っていくかだと思います。強化専門のゼネラルマネージャーがいますので、よく相談しながら来シーズンに向けた対応を考えていきたいです。

Q:山川さんとサッカーの関わりはなにかあるのか?
A:サッカーと直接的なかかわりはありませんが、スポーツ全般とのかかわりが多くあり、私事で恐縮ですが、70を過ぎたいまでも野球をしています。わたくしはサッカーを、スポーツアイランド沖縄の柱の一つにできないかと考えています。バスケットボールやハンドボールもありますが、それらも含めて沖縄の活性化にどうにかつなげていきたい。サッカーを通してこども達を伸ばしていき、沖縄の活力を出していきたい考えです。

Q:先ほど来、収益増や観客増への対策としていろいろ考えがあるようだが、それらを支えるスタッフや社員の増加も必要ではないか?
A:組織・体制の強化を進めます。これまでの体制では非常に厳しかったというのが反省だと思っています。経営診断のできる人物や産業界に強い人材も必要で、それらを関係者と相談しながら、どのような体制が望ましく、我々のビジョンを達成できうるのかしっかり考えてまいりたい。仕事もサッカーと同じだと思います。どんなパスを出して、受けた人はどう返していくのか。皆さんといろいろやっていきたいし、弱点についても分析して強化を図っていきたいと考えています。

Q:J1クラブには収益をかなりあげているところもあるが、J2やJ3だと行政の助けも借りながらクラブ運営しているところが多い。山川社長の就任は行政との連携強化という意味になるのか?
A:行政がすぐにお金を出すというのは厳しいと思います。単なる出資とかは難しいでしょう。どのような支援や連携が可能なのかを行政とよく相談していきます。例えばFC琉球がこども達への教育・訓練にどうかかわっていくのか、インストラクターの招へいなども考えられると思います。どのように事業展開していくかだと思っています。(終)