【第20節結果】 またも町田の壁崩せず 後半失点で0-2 順位は6位維持
明治安田J3第20節のアウェイゲームが12日、東京都町田市立陸上競技場であり、琉球は4位のFC町田ゼルビアと対戦。前半は双方とも攻守譲らず無得点 のまま折り返し。しかし後半59分に琉球は相手にミドルシュートを決められ失点。その後、藤井貴、小幡純平、中山悟志、才藤龍二ら得点力のある選手を投入 して打開を図るが、町田の堅守に阻まれる。後半だけで12本のシュートを放つ町田の猛攻に、アディショナルタイムには追加点を許してしまい、0-2で完封 負け。前回(第9節)につづき、町田の壁を破ることは叶わなかった。
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【試合後コメント】
●薩川 了洋監督
―今日の試合を振り返って?
「勝 てたゲームでもあったね。前半はうちのほうが良かった。ただ、後半は町田がGKからしっかりと丁寧に繋いできた。そういったところは運ぶ力があるし個の質 の差が出たかな。言い訳はしたくないが、うちは台風の影響でトレーニングが出来ない部分もあった。それでも最後まで選手はよく頑張ってくれたと思ている。
―町田への対策でうまくいった部分は?
前 半はうちが前線からプレスにいって、相手はロングパスを蹴らせるというのは狙い通り。コーナーキックも与えなかった。けれどやはり決定力の部分。田中や松 尾が外したり・・・。うちはチャンスは作れるけれど点が取れない。他のクラブだとそこにもっとFW補強したりするけど、(町田の)1点目は素晴らしい シュート。2失点目はうちのGKも経験の浅さが出たかな。
―今は薩川監督が目指す理想のサッカーにどれぐらい近づいているか?
60% ぐらいかなぁ。まぁ、その中にはクラブとしてやらなければいけないこともたくさんある。うちのクラブはJ3でも予算は下のほう。今日の主力も5~6人はア マチュア契約。それを考えるとよく頑張っている。町田のプロ選手たち相手に一時は主導権を握れた。それでもやはり個の質の部分は出るよね。自分も強いチー ムと戦って勝てるチームを作っているつもりだけど。
―前半と後半の違いは?
やっぱり後半は疲れが出たよね。さっきも言ったけれど台風の影響でしっかりとしたトレーニングが出来なかった。
うちの玄関も開かないぐらい凄かったんだから(笑)
―次節、対戦する秋田の印象は?
後ろからしっかりと繋ぐポゼッションサッカーのチームという印象。それでも前回対戦した時はうちが圧倒した。今日みたいな小さな凡ミスを無くし決めるところは決める。それだけだね。
目標は優勝ではなく5位以内。自分たちのサッカーをするだけだし、また次からしっかりとやっていきたい」
●MF.10 富所 悠選手(ゲームキャプテン)
「前 半は入りもよくチャンスも作れていて、うちのものだったが、そんな中で決めきれなかったことが最後まで響いた。後半になり町田がプレスをかけてくるように なり、こっちもプレッシャーを感じてしまうところがあって、球を動かせなくなったというか、持てなくなった。前半のうちに決めきれていればという思いで す。
―端的に言って、これだけはできた部分、これはできなかった部分は何?
前節の福島戦のとき、最初から球を持とう持とうとした ために、かえって(悪い方向に)はまってしまったところがあった。なので、今回はシンプルに前へ、前へと出そうと心がけていたし、それができていた。その 分だけチャンスもつくることができた。あとは、やっぱり決定力の問題だと思う。
―できなかった部分は?
できた部分の裏返し。やっぱり決定力の問題。チャンスを作ることはできたので、やっぱり決定力。そこには自信を持ってやり切るという部分が足りなかったのではないかと思っている。自分自身のことでいうと、もう少しチャンスを作っていればと感じている。そこが足りなかった」