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2021.04.26
FC琉球 2020年度経営状況について

J2リーグFC琉球を運営する琉球フットボール株式会社は、本日定時株主総会を開催し、第8期(2020年度:2020年2月1日から2021年1月31日まで)の事業報告及び決算報告が承認されましたので、お知らせいたします。


 

2020シーズン、トップチームは最終成績勝点50(14勝8分20敗)の16位でございました。皆様に多大なるサポートを頂戴し、J2に昇格した2019シーズンより多く勝点を重ねることができましたことを改めて御礼申し上げます。

コロナ禍における過密日程による沖縄の地ゆえのアウェイ移動の負担の大きさ、沖縄での感染拡大に伴う選手の心身の準備の難しさ、連戦により負傷者の回復が間に合わず十分な戦力を整えられない状況のもどかしさ、などなど数々の困難を監督・選手・スタッフ一丸で乗り越えられた事に、関係者全員心から誇りに思います。

 

一方、クラブの経営におきましては、無観客試合並びに厳戒態勢での観客制限試合を余儀なくされ、またコロナ新規感染者数の推移や応援制限の影響も大きく観戦ムードがなかなか高まらず、グッズの販売も含め大幅な減収による非常に厳しいシーズンとなりました。

クラブ経営にとって正念場と言える状況におきまして、危機に対処するためいち早く経営体制をてこ入れし、クラブの存続、サッカー・スポーツの灯を沖縄から絶えさせない事を最優先とすべく資金調達を含めた危機対応に注力する事に舵を切り、増減資の財務戦略、クラウドファンディング実施、経営管理の強化等着々と歩を進め、最終的には通常収入の激減による大幅な赤字とはなりましたものの、クラブの継続性・安全性は高まったと言える着地となりました。

 

【事業収支】

総売上高に関しては、560百万円と前年対比で72百万円減少となりました。部門別それぞれの内訳を見てみると、広告料収入205百万円、入場料収入21百万円、物販収入33百万円でございました。コロナ禍におきましてパートナー企業の方々には多大なご支援を頂戴し、広告料収入は前期を上回る結果となりましたこと感謝の念に堪えません。クラブが地に足ついて着実に浸透してきていることの証でもございます。

一方、シーズン総入場者数が約8割減となった状況下では、入場料収入、並びに入場者数が大いに売上を左右する物販収入においては、大幅な減少を強いられることとなりました。そうした中、支出につきましては、過密スケジュールによるTOPチーム維持・強化費用の増加、コロナ対応費用等の増加をクラブ全体でのコスト削減取組で賄いきれず、最終的には96百万円の経常赤字となりました。

なお年末に向けて実施した「OneOKINAWAクラウドファンディング」は総額19百万円を集めることができ、年初の首里城復興クラウドファンディングに続き2度目となるにも関わらず多くの皆様に関心を持っていただきご支援いただけましたことをご報告いたします。

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【財務状況】

当事業年度におきましては、安定した財務基盤を構築する目的で120百万円の第三者割当増資を実施、また「新型コロナウイルス感染症対応資金」として金融機関より総額100百万円の融資による資金調達も実行いたしました。

なお、翌事業年度となりますが、今月、コロナ禍を乗り越える更なる財務強化のため115.5百万円の第三者割当増資を実施いたしました事をご参考として付記いたします。

トップパートナー企業の皆様にも翌事業年度も協賛をご継続いただくと共に、株式会社マイネット社にユニフォーム胸スポンサーに就任いただく事が当事業年度内に決定し、財務状況としてこれまでに無い盤石さでスタートを切っております。

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【2021年度の取組】

新型コロナウイルスの影響が継続しており引き続き集客面でかなり苦戦を強いられる状況でございます。こうした状況下において責任企業を持たない地域型クラブは財政的にもかなり厳しい状況が続く事が予想されますが、そうした中でもタイ人選手の獲得、ヴェトナムのサイゴンFCとの事業提携など沖縄の強みをより活かしていくアジア戦略を積極的に展開、チームの露出・認知度向上とファン層拡大を目的としたTV番組(シンカTV)のスタート、マイネット社への業務委託によるグッズ部門の強化とファンクラブの立ち上げ準備、「沖縄とともに、強くなる。」を新理念として掲げ、メッセージをラッピングしたチームバスに刷新するなどチーム・クラブ・サポーターとの一体感強化、等等、矢継ぎ早に前向きでワクワク感のある施策を展開しております。

また、八重瀬町具志頭運動公園の練習拠点(グラウンド・クラブハウス)は2022年完成に向け整備が開始、那覇市奥武山公園内で計画のJ1規格サッカー専用スタジアムはエリア全体の具体的整備方針の検討へ、という方向で、クラブの環境面も着実に一歩一歩前に進んでいっております事は非常にありがたい限りでございまして、当方もスタジアム実現に向けて積極的に行動する所存でございます。

2020年度の危機的状況は無事ディフェンス力で乗り越えました。2021年度はJ1昇格を具体目標とし、コロナに負けず沖縄県全体を昇格の熱気に包むようなオフェンス力あるクラブ作りを行って参ります。

 

【役員人事 (4月26日付)】

代表取締役会長 倉林 啓士郎

取締役社長 小川 淳史

代表取締役副社長兼スポーツダイレクター 廣﨑 圭

取締役事業本部長 荻原 直樹

取締役(社外) 藤崎 弘章 ※新任

取締役(社外) 松原 知之 (株式会社琉球銀行 代表取締役専務)

取締役(社外) 仲本 豊 (株式会社仲本工業 代表取締役社長)

取締役(社外) 白木 享 (株式会社プロトソリューション 代表取締役社長)

取締役(社外) 兼スタジアムアドバイザー 廣井 康士郎

取締役(社外) 今井 英次郎

監査役(社外) 上原 仁

 

(参考)

▽新任役員プロフィール

  • 取締役(社外)

藤崎 弘章(1959年生まれ) 1982年  早稲田大学卒

1982年  野村不動産株式会社入社

1988年 みずほ信託銀行株式会社(旧安田信託銀行株式会社入社)

2007年 同銀行不動産鑑定部長就任

2008年 同銀行不動産コンサルティング部長就任

2010年 同銀行関連会社「平成ビルディング株式会社」執行役員就任

2014年 同銀行関連会社「みずほ信不動産販売株式会社」渋谷支店長就任

2014年 株式会社日本エスコン入社(現職理事・東京開発事業部第1部長)

 

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